「レターパックでいかなご送る」は兵庫の春の風物詩 郵便局が販売する「専用ケース」は、毎年1万個も売れてます
「レターパックで現金送れ」はすべて詐欺であるが、レターパックはいろいろ送れて大変に便利である。
例えば、兵庫県の郵便局では春になると、こんなものも送れることをアピールしているという。
こちらは、兵庫県在住のツイッターユーザー・黒鯛(@kurodai_bort)さんが2023年3月6日に投稿した画像だ。レターパックを宣伝するのぼりに書かれているのは、こんなメッセージだ。
「いかなごのくぎ煮送るなら郵便局へ」
「いかなごのくぎ煮」とは、兵庫県の瀬戸内海沿岸地域で春先になると作られる郷土料理。イカナゴという魚の稚魚を甘辛く似た佃煮のことだ。2月末から3月初旬にイカナゴ漁が解禁されると、人々はこぞって水揚げされたばかりの新鮮なイカナゴを購入して、炊くという。地域の人々がどれほどその季節を心待ちにしているかというと、イカナゴ漁の解禁日に魚屋前に行列ができるほど (こちらを参照) らしいが......。
それを「どこかへ郵送したい!」と思う人が、そんなにも多いのだろうか? 「いかなごのくぎ煮送るなら郵便局へ」とアピールするほどに......?
関東出身なのでちっともピンと来ないJタウンネット記者は10日、まず投稿者・黒鯛さんに話を聞いた。