「幼いころに出会った、見知らぬ紳士的なおじさん。突然、妹の真横に座り『ほーら、見ててごらん』と言って...」(愛知県・40代女性)
シリーズ読者投稿~忘れられない「あの人」と~ 投稿者:Hさん(愛知県・40代女性)
Hさんが、親から聞いた話だ。
まだ幼かった彼女と妹、そして両親はある日、公共交通機関で遊びに出かけた。その帰り、疲れと空腹で妹が泣き出して......。
Hさんの体験談
親から聞いたのですが、私がまだ幼稚園児か小学1年生だった時に、家族で公共交通機関を使って遊びに出かけたことがあります。
散々遊んで帰路につく頃にはヘトヘトになり、3つ下の妹は空腹も加わってグズり出したそうです。
突然、紳士的なおじさんが現れて...
大きな声でギャン泣きを始めて、周りの目も気になり出したころ。
突然、紳士的なおじさんが現れて、真横に座り、手品を始めたらしいのです。
おじさんは
「ほーら、見ててごらん」
と言いながら、赤とか白のボールが消えたり現れたり、選んだトランプを当てたりする手品を優雅に披露。
流石に鳩は出てこなかったらしいですが、我々家族4人どころか周りの人もすっかり虜になっていらそうです。
妹もピタッと泣き止んで、ありがたかったと親が言ってました。
私も、おじさんの目の前でそれを見ていたのを、うっすら覚えてます。
あの時のおじさん、ありがとうございました!
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