懐かしのプッシュホンが巨大「親分」とツーショット 可愛すぎる共演に反響「エモい」「感動の親子対面」
念願のツーショットを現実に
大きな電話機は、千葉県・柏公園にある遊具「プッシュホン型すべり台」。1981年、千葉県の加入電話150万台、公衆電話3万台突破を記念して、電電公社と柏電報電話局から寄贈されたものだ。
2020年12月、柏公園が紹介された新聞記事を読んだたまさんはこの滑り台を見て、「ウチの電話だ!」と嬉しくなり、見に行きたいと思った。しかし当時はコロナ禍の自粛ムードで行くことができなかったという。
そして、2023年3月5日。たまさんは柏公園を訪れ、念願だった対面を実現させた。
その時の感想を、たまさんはこう語っている。
「実際に見たときは、やはりデカくても可愛い!と思いました。
この感激を少しでも綺麗に分かりやすく記念に残したい一心で、電話機を置く場所を何通りも試しました」(たまさん)
「親分」と出会った「子分」は、23年前にダイヤル回線からプッシュ回線に切り替えた際に黒電話から交換してもらったもの。十数年前に飼い猫に受話器のコードをかみ切られてしまうという事故が起きてしまい、現役を引退した。しかし、その後も自宅に保管され続けていたという。
なお、たまさん宅では「子分」の引退後、同じ色・同じ形の電話機を購入し、現在でも使っているそうだ。
なぜそこまで、この薄緑色の電話機を愛しているのか。たまさんは、
「子供の頃、実家の電話が黒電話だった時に、近所の友達の家にまさにこれと同じ色のプッシュホンがあって、『お洒落だなー』と憧れた記憶があります。
それをいまだに引きずっていて、おしゃれな家には必ずこれが必要と思い込んでいる気がします」
と語る。
今では、家電などを買う時も、どうしてもこの電話機に近い色を選んでしまうとのことで、この明るいグリーンがたまさん宅の「テーマカラー」のようになっているそうだ。
こんなにも大事にされて、親分にも会わせてもらって......「子分」は世界で一番幸せ者のプッシュホンかもしれない。