ニンニクを「つまって瓶から出てこなくなるギリギリ」まで入れました!? とんでもなさすぎる「たれ」が青森で生まれていた
瓶が詰まりそうなほど大量のニンニクを入れたタレが爆誕した。
その名も「にんにく大渋滞たれ」である。
販売するのは、ニンニクの名産地・青森県田子町のニンニク栽培農家「沢田ファーム」。青森県で絶大な知名度を誇る調味料「スタミナ源たれ」のメーカー・上北農産加工(本社:青森県十和田市)とコラボして生まれた商品で、「スタミナ源たれゴールド」にニンニクを「5倍」もいれているらしい。
東奥日報は2023年3月7日の朝刊でこの商品を紹介。ツイッターユーザーを通じて記事が広まり、反響を呼んでいる。寄せられているのは、こんな声だ。
「よいネーミングだ~。『妖怪大戦争』みたい」
「これは... 旨さの一方通行や!!」
「青森がヤベェ物を開発したぞ...!」
いったい、ニンニクたちはどれほど渋滞しているのか。Jタウンネット記者は10日、沢田ファームのマーケティング担当者に話を聞いた。
5倍でも「追いニンニク」する人も?
「スタミナ源たれゴールド」は、青森県産のリンゴやニンニクなどを使ったタレ。焼き肉や野菜炒めなどに使われている。
青森県民はこの源たれをこよなく愛しており、ショウガを足したり、唐辛子を入れたり、好みに合わせて様々な食べ方で楽しんでいるそうだ。
ベースとなった「スタミナ源たれゴールド」についての口コミを見てみると、
「好みの問題ですが、ニンニクが強すぎだと思います」(楽天市場・スタミナ源たれ ゴールド 甘口のレビューより)
「ニンニクの香りが強い焼き肉のたれです」(Amazon・スタミナ源たれゴールド 中辛のレビューより)
「ニンニク強めで美味しいです」(Amazon・スタミナ源たれゴールド 中辛のレビューより)
といった感想も寄せられていたが、ニンニクの名産地である田子町の住民の中は、そこにさらにニンニクを入れる人も多い。
そこで沢田ファームでは「後からニンニクを足すなら、すでにニンニクが多く入った商品があればいいのでは」と考えた。
それを上北農産加工に相談すると、沢田ファームのプライベートブランド商品として製造することになったという。
「少ししか入ってなかったら既存の物と変わらない。ギリギリまで入れてほしいと上北農産加工に頼み、何倍がいいか色々と試した結果5倍になりました」(沢田ファームのマーケティング担当者)
なお、この「5倍」というのは「繊維がつまり、たれが瓶から出てこなくなるギリギリ」とのことだ。
5倍も入れただけあって、ベースになった源たれゴールドに比べて、「だいぶニンニクの味が強く、野菜の繊維感が強い」のが特徴。これなら田子町の人々も満足するだろう。記者はそう思ったのだが......。
「『にんにく大渋滞たれ』にさらにニンニクを入れる人がいるかもしれません」
と沢田ファームのマーケティング担当者は語った。
「にんにく大渋滞たれ」は1本300グラム入りで、価格は548円(税込)。沢田ファームのオンラインショップ、青森県三戸町の「にんにく専門 だるま食堂」のほか、宮城・仙台の「OSTERIA GABU」、「トーミンフローズン仙台富沢駅前店」、大阪・堺市の「かわむらホルモン店」といった県外の飲食店などでも入手できる。
沢田ファーム にんにく大渋滞たれ