「実家に帰るために乗った『特急しなの』のグリーン席。大泣きする6歳息子に、車掌や周りの乗客が...」(静岡県・60代女性)
のんきに買い物をしていたら...
車外にいるときに発車ベルが鳴ったのですが、前日に購入したばかりの時計を信用していた私は、同じホームにいた電車のものと勝手に思い込み、呑気に買い物を続けていました。
そしと、ふと息子が乗っているしなの号に目をやると、すでに動きだしていたのです。人生であんなにも慌てたことはありません。
もし誘拐されたら? 何も分からない息子が不安になって、勝手に次の駅で降りてしまったら? 色々な可能性が頭をよぎりました。

ホームにいた駅員さんに指示されて切符売場まで階段を駆け下り、息を切らして事情を説明すると、車内の車掌さんに連絡を取っていただけることに。
私は1時間後の電車に乗ることになり、実家の母にもホームで待っているように電話で伝えました。
途中車内の車掌さんから、息子が無事に着き、母に引き渡してくれたと知らせがあった時は本当にホッとしました。