月面から見た景色みたい... 鳥取県で撮影された「冬の夜の大山」が美しすぎる
「美しすぎてもはや宇宙でした!」
そんな呟きと共に投稿された1枚の写真がツイッター上で大反響を呼んでいる。
鳥取県で撮影された、冬ならではの光景だ。
星空の下に広がる、雄大な山々。雪化粧したその白さと濃紺の空のコントラストが印象的で、まるでどこか別の惑星に着陸してしまったかと錯覚してしまいそうだ。
これは2023年2月7日、鳥取県在住の写真家・しとばむ(@musitoban )さんが投稿したもの。
こんな絶景、一体どこで見られるのだろう?
Jタウンネット記者は9日、しとばむさんに話を聞いた。
「迫力と美しさに圧倒されました」
しとばむさんが話題の写真を撮影したのは5日の夜。その日は大山(鳥取県)のふもとの漁港で釣りをしていたという。
しかし、天気が良かったためか、くっきりと大山が見えていて、しとばむさんはいてもたってもいられなくなった。急遽、大山を登ることにしたという。
冬山装備で1時間ほど、暗い山道を歩いた。撮影場所に近づくにつれ、木々の間から見えてきたのは「月明かりに照らされて白く輝く北壁」。気持ちがさらに昂る。そして――。
「森を抜けると月に照らされた大山の断崖絶壁が視界いっぱいに広がり、その迫力と美しさに圧倒されました」(しとばむさん)
しとばむさんは全国の美しい自然を守る仕事をしながら、趣味で写真を撮っている「転勤族」で、以前も大山の風景を写真に収めている。その魅力はどんなところなのか尋ねてみた。
「荒々しく切り立った尾根の険しさや、大山隠岐国立公園にも指定されている四季折々の自然の美しさ、その中で育まれてきた山岳信仰など、様々な魅力を併せ持っているのが大山の良さだと思います」(しとばむさん)
話題の絶景は多くの人々の心を揺さぶり、ツイッター上では3万2000件を超える「いいね」(10日昼時点)のほか、こんな声も寄せられている。
「山なのに月面にいるみたいです」
「綺麗すぎて、泣けました...」
「大山ってこんなに綺麗だったんだ...」