「手術の日の夜、熱と痛みに苦しんでいた中学生の私。病院のベッドの上でもがいていると、同室の男性患者が...」(宮城県・40代性別不明)
2023.02.08 11:00
熱と痛みで朦朧とする意識の中...
手術は無事に終わり、その日は入院することになりました。夜間の付き添いは必要ないということで、親も帰宅したのですが、夜になると高熱が......。
私はどうしようもできず病室のベッドの上で苦しみ、寝ることも出来ずにもがきました。
するとそこに誰かが現れ、額に冷たいタオルをそっとのせてくれたのです。
熱と痛みで朦朧とする意識の中、少しだけまぶたを開けると、同じ病室に入院中の若い男性がいました。私の手術より大変な、慢性副鼻腔炎の手術を受けていた人です。
その人は夜の間に、何度もタオルを交換して、額にのせてくれました。
おかげで翌朝には熱が下がり、私は無事、退院することができたのでした。