「混雑した新幹線で、前に座った妹におにぎりを渡そうとした私。すると隣の席のサラリーマンが...」(岡山県・30代女性)
「前の子、お友達?」
時間の自由がきくように、と自由席の切符を買っていたのですが、車両はそれなりに混雑していてなかなか席が見つかりません。
やがて、なんとか縦の並びの空席を見つけることができました。
前の席に妹を座らせて、私は後ろの席に。窓際の席に座っていた出張帰りらしい40代くらいのサラリーマンに会釈をしてから座りました。
そして、夕飯代わりに買っていたコンビニのおにぎりを妹に渡そうとすると......。
「前の子、お友達?」
と隣のサラリーマンの方が私に話しかけてきました。
わけがわからないまま「妹です」と答えると、その人は手早く荷物をまとめて立ち上がりながら
「席変わるよ」
と言ってくださり、あっという間に妹と席を変わってくださいました。
その人にとっては何気ないことだったのかもしれませんが、妹を連れての遠出で緊張していた私には、その優しさが、とても嬉しかったです。
あの時はきちんとお礼も言えず、申し訳ありません。本当にありがとうございました!
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)