走ってるとこ見たすぎる...! 福岡県内各地に出没する「巨大ひよ子」の正体とは
見かけたら問答無用でほっこりしてしまう、キュートな車がツイッター上で話題になっている。
みんな大好きなあのお菓子の姿をした、この車だ。
どてん、と車にのしかかっているかのようなそれは、福岡で誕生し、全国で愛される「名菓ひよ子」にそっくり。
ツンとしたくちばしを上に向け、どこかを見上げる真ん丸な瞳。なだらかな背中のライン。色こそ明るいヒヨコ色だが、ぽってりとしたフォルムが見事に再現されている。
しかも車のナンバーは「145」......ひよこだ! うーん、芸が細かい。
この写真は、2022年12月4日、ツイッターユーザーのきばひろ(@qgMzyl5j15HLBoF)さんが投稿したもの。3日、北九州市小倉北区の商業施設「チャチャタウン小倉」で撮影したものだという。
この車、いったいナニモノ? Jタウンネット記者は22日、「ひよ子」を製造する福岡市の企業「ひよ子」(ひよ子本舗 吉野堂)に聞いてみた。
「名菓ひよ子」の形をそのまま再現
「ひよ子」社の企画課によると、「ひよ子」そっくりの車は2022年2月、ひよ子本舗吉野堂の創業125周年を記念して作られた移動販売車。その名も「幸せを運ぶ♪はっぴよカー」だ。
「『ひよ子』が皆さまのところへ行き、皆さまと仲良くなってもらう、ひよ子に接してもらうコミュニケーションとして制作をさせていただきました」 (「ひよ子」企画課)
ひよ子のシンボルカーとして、「名菓ひよ子」の形をそのまま再現することにこだわったという「はっぴよカー」。細部にも「ひよ子」らしさをちりばめている。
「ひよ子の形のエンブレムやナンバープレートの145(ひよこ)に至るまでお近くで見て、新たな発見や、ワクワクや楽しいを感じられるよう制作しております」(「ひよ子」企画課)
ツイッター上でも
「見かけるといいことありそうw」
「ナンバーが『ひよこ』になってるのスゴい」
「ちゃんと福岡ナンバー! 」
「ワイパーの下もひよこのお顔 かわい~」
と大好評だった。
「はっぴよカー」では「名菓ひよ子」から「ひよ子サブレ」まで同社の様々なお菓子を買うことができる(商品ラインナップは季節や場所で異なる)。この世に1台しかなく、23年1月現在ではご時世柄もあり県内のみの稼働。出店スケジュールや場所はひよ子本舗吉野堂の公式webサイトに記載されている。イオングループのスーパーや道の駅に現れることが多いようだ。
その姿を見かけられたなら、その名の通りあなたに幸せを運んできてくれる......かもしれない。