「バスで赤ちゃんが泣きだして、新米ママの私はパニック。周囲に頭を下げていると、運転手が車内放送で...」(千葉県・50代女性)
ほぼ満席の車内で子供が...
ある日、相談室の帰りにいつものようにバスに乗ったら、寝ていた子供が起きてぐずり始めました。
車内はほぼ満席。次第に大声で泣き始めた子供に舌打ちをする人に頭を下げつつ、どうにか泣き止ませようとしていましたが、激しく泣くばかり。降車まであと何個か停留所がありました。
今思えば一旦途中下車をすれば良かったのですが、その時は「どうしようどうしよう泣き止まない」とプチパニックに陥ってしまっていて、そこまで考えが及びませんでした。私の焦る気持ちが伝わってしまっているのか、子供はさらに大声で泣き続けます。
そんな中、バスの運転手さんがいきなり車内アナウンスのマイクを通して、私に話しかけてきました。
「お母さん、お子さんを縦に抱っこしてみてください」
乗客の注目が一斉に集まり恥ずかしかったのですが、私は言われた通りに縦抱きにしました。
すると、一瞬ですが、子供が泣き止んだのです!
その運転手さんの一言で車内の空気が変わり、乗客からも笑いが漏れていました。
その内にバス停に着き、降りるときは手を振って見送ってくださる方もいて、本当にホッとしました。
関東バス、吉祥寺から西荻窪駅への路線バスの、あの時の運転手さん。本当にどうも有難うございました!おかげさまで、その子供も、この度、新成人となりました。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)