暗闇で光る真っ赤な目、浮かび上がる白い顔... 佐渡島にある「ウサギ観音」がいろんな意味でユニークすぎる
「本当はウサギの目から...」
ウサギ観音は2018年11月3日に建立された。シンガポールのマーライオンのような世界に通じるモニュメントを作り、観光客に来てもらおうという考えからだった。
お腹に彫られているのは十一面観音。境内にいた草取りウサギを守ってくださるようにとの思いが込められており、ここならではの珍しい像だという。その隣には同寺にある有形文化財の保全のための寄付を記念として建立された「子ウサギ観音」も並ぶ。
気になるのは、なぜウサギの目が赤く光るのか。住職に聞くと、当初は目を光らせることは考えていなかったという。しかし、次のような計画を立てていた。
「日中にウサギの目からビームを出す予定でした」(長谷寺・住職)
それもただのビームではなく、2~3キロ先まで飛ぶようなものを出そうとしていた。しかし9割ほど完成したところで、航空法に抵触することが分かり泣く泣く断念。かわりに太陽光で光るライトにしたとのことだ。
せっかくなので、ウサギ年である2023年のうちに行ってみたい場所だ。
なお、現地を訪れたマルコさんは、初めて訪れる人に向けてこんなアドバイスをしてくれた。
「夜は真っ暗で、最後だけ山道になりますし、寺の敷地が広いためナビも近くで終わってしまい入り口までたどり着けません。初めて行く人で夜の姿を見たい方は必ず下見をするのがオススメです」