これがホントの「クソゲー」か... うんちを集めて強さを競う「うんちコレクション」で遊んだ結果→糞詰まり
年末年始ともなると、家族や友人と集まる機会も多くなる。となると、みんなで何かをして遊ぼう、というタイミングもあるかもしれない。
そんなときに年齢性別問わず楽しめそうなユニークすぎるカードゲームを発見した。
「うんちを集めて強さを競え!
あつめて ウンチコレクション」
である。ダイソーで販売されているカードゲームだ。
――いや、うんちを集めるゲームって何?
競うって、何の強さを......?(胃腸とか?)
個性豊かなうんちがいっぱい!
早速、箱を開けてみると55枚のカードが入っていた。1枚で1うんちのものもあれば、複数集めて1うんちになるものもある。
うんちはそれぞれ様々な形や大きさをしていて、表情も豊か。にこにこしているのが「うんちちゃん」、ちょっとイタズラっぽい顔をしているのが「うんちさん」、口笛を吹いているのが「うんちくん」、口を開けて笑っているのが「うんちっち」......など、名前もついている。
中にはうんち......に見せかけたチョコアイスや、トイレといったうんちではないものも。
これらがゲームでどのように活きてくるのかも気になるところだ。
遊べる人数は3人からということで、記者を含めた編集部4人で早速うんちを集めることにした。
ゲーム開始!
まずはカードをよく切って全員に配り、それぞれの手札に。説明書を抜いたプレイできるカードは52枚なので1人13枚になった。
1枚で1うんちの「ノーマルうんちカード」は2枚揃うと「ゲット」でき、複数枚で1うんちになる「フュージョンうんちカード」は絵をつなげて完成させると「ゲット」できる。ゲットしたうんちの合計点数が一番高い人が、ゲームの勝者だ。ちなみにチョコアイスは揃ったとしても「0点」。これが意外と邪魔くさい。
概要を理解したところで、各々、自分の手札で揃っているものがないかを確認し、「ゲット」できたものは自分の正面に並べていく。
――と、ここで早速O記者が「フュージョンうんちカード」をゲット。横に3枚並べる「ビッグうんち」は4点の高得点カードだ。他のメンバーは1点×3ずつしか揃っていないので、かなりの大幅リードとなる。
このまま点差をつけられてしまうのか!? ハラハラしていると、Y編集長が言った。
「はーい、流しまーす」
ビッグうんちの上にトイレカード2枚を重ねたY編集長。これを持っていると、相手のうんちをどれか一つ流すことが出来るのだ。
いつ使うかは自由に選べるが、手札に温存していると他の人にカードを引かれる場合もあるためタイミングが重要となってくる。
ふんづまりだ...
最初に割り振られたカードでゲットしたいうんちを出し終わったら、順番を決めて、他の人のカードを引いていき、組み合わせを揃えていく。このへんはトランプの「ババ抜き」なんかと同じだ。
こうして10分ほど「うんちコレクション」に興じていた我々は、あることに気付いた。
――終わらない。皆のカードが揃わず一向にゲームが終わらないのである。同じカードが、ずっとぐるぐる回ってくる。
そこで一度全員で確認したところ、なんと「大きなうんち」が流れずに詰まっていた。もう誰も手札を4枚持っていないのに、4枚揃えないとゲットできない「ウルトラうんち」のカードが残っていたのである。
仕方なく今回は、「ウルトラうんち」以外のカードを出し切るまでは続け、ゲームを終了。その段階でコレクションしていたうんちの得点を元に勝者を決めることにした。
得点を集計したところ、トイレカードで足を引っ張り合ったY編集長とO記者は敗退し、筆者(H記者)とK記者の二人が同点1位に。優勝者の決定はじゃんけんへともつれこんだ。結果は――。
筆者、敗北。
さて、単純なゲームかと思いきやトイレカードをどこで使うか、高得点うんちをゲットするために、低得点うんちをあえてゲットせずに手札の枚数を減らさないでおくべきか、などといった戦略をたてる余地もあり、子供はもちろん大人でも楽しめるゲームだった。
ルールも簡単だし、テーブルにうんちが並ぶ光景はどこかシュールで、見ているだけでも面白い。年末年始にぜひ遊んでみては。子供たちは「ウルトラうんちそろった!!!!!!!!!!!」と大喜びすること、間違いなしだ。