「蝶に蝶注意」って...どういうコト? 鹿児島の離島で目撃された「注意看板」が謎すぎる
「蝶の飛び交う隆起サンゴ礁の島」
喜界島のキャッチコピーは「蝶の飛び交う隆起サンゴ礁の島」。「海を渡る蝶」として世界的にも珍しい「アサギマダラ」の旅の中継地として有名だ。日本列島を秋に南下し、春に北上するこの蝶は10~11月と5~6月に喜界島に飛来する。
また、暖かい地方に地域に住む「オオゴマダラ」が生息する北限であるとも見なされ、町として捕獲や卵の採取等を禁止する保護条例を制定している。
取材に応じた同課の職員によると、話題の看板はそんな蝶たちを守るために作られたものだ。
アサギマダラを始めとした数多くの蝶が飛来するので、走行中の車などが蝶にぶつかったり、道の蝶を踏んだりしないよう、およそ15年前に当時の役場産業振興課(現在の農業振興課)の職員によって設置されたという。
ちなみに、かなり印象的な「蝶に超注意!」というフレーズを看板とした理由について、担当者は
「『蝶の飛び交う隆起サンゴ礁の島』であることを踏まえておもしろおかしく、かつインパクトに残るようにと考えて選びました」
と説明した。蝶が飛来する時期に喜界島を訪れたら、「超注意」しよう。