「夜の東京で迷子になった私に、初対面のお兄さんが『案内してあげる』。ついていくと、途中で車を止めて近づいてきて...」(栃木県40代女性)
「案内してあげるから...」
標識には「栃木方面」などと分かりやすく書かれているわけではないですし、当時はナビもスマホもありません。
完全に迷子になった私たちは、ひとまずラーメン屋に立ち寄ることに。
ラーメンを食べながら店主に、「栃木まで帰りたい」と話すと、常連だというお兄さんが、「分かるところまで案内してあげるからついておいで」と提案してくれました。
店主も「この方は優しいから安心して」と言ってくれたので、私たちは素直についていくことにしたのでした。

店を出てしばらくは、お兄さんは私たちの車の前を走っていました。
しかし、途中で突然車を停め、降りて私たちの元へ歩いてきたのです。