この円安でも値上げナシ! 「千産千消」を実現した千葉・茂原市「大多喜ガス」が強すぎる
安く、安定した価格で提供できる理由
大多喜ガスでは、そんな天然ガスを都市ガスとして千葉県内の家庭に供給。メタンの純度が高く十分な発熱量があるため、海外情勢の影響を受けにくいだけでなく、熱量調整の必要がなく、付臭するだけでそのまま都市ガスとして使えるため、全国的にも安く、そして安定した価格で提供できるそうだ。
「この千葉県産の天然ガスは、県内約17万戸のお客さまにおいて調理や給湯・暖房等に使用されて快適な生活を支えているだけでなく、商業用や工業用の分野においても燃料やコージェネレーションシステム(発電と冷暖房を一緒に行うシステム)等に利用されており、県内の産業も支える重要なエネルギー源となっています。当グループは、千葉県内で生産した天然ガスを千葉県内で消費していただく、エネルギーの『千産千消(地産地消) 』を実現しています」(「K&Oエナジーグループ」コーポレートレポートより)
なんと「千産千消」の天然ガスということだ。「千産千消」の千は、もちろん千葉の「千」である。
なお、大多喜ガスの供給エリアは、主に茂原市、一宮町、睦沢町の一部、長生村、大多喜町、山武市、市原市、千葉市(中央区の一部・緑区)、八千代市の一部。2021年の家庭用ガスの供給量は、年間約7000万立方メートルだという。
この天然ガスの恩恵を受けている千葉県民からは、ツイッター上でこんな声が寄せられている。
「千葉に転居して約18年。 転居当初から、なんかガス代だけ安いなーって思ってました」
「ウチも大多喜ガスです。 めっちゃ安いんでオール電化やめました」
「うちも大多喜ガスです。
家計簿でガス代調べました。
2022年10月39m3:5634円
2020年10月40m3:5742円
本当にお値段据え置きでした。」
また、他地方のユーザーからは「マジかー!スゲー!」と驚く声があがり、「千葉県茂原市、超羨ましいです」と羨望の眼差しを向ける人も。
ツイッターなどでの反響について、大多喜ガス総務グループ担当者は、「あらためてSNSの影響の大きさに驚いています。たくさんのお客さまに喜んでいただいていることを知り、当社としてもうれしく思っています」とコメントした。
うちの近所(千葉)は東京ガスじゃなくて大多喜ガスっていう会社を使ってるんだけど、ガス料金上がってないので調べたら、茂原の川の底から出ているガスを使っているそうだ。サハリンじゃねーよ、モバラだよ。
— 佐藤龍一 (@RyuichiSato) November 19, 2022