国土交通省公式ツイッターが「職員の愛犬」写真投稿 理由は...「たくさんの人に見てもらうため」
国土交通省青森河川国道事務所が2022年11月25日に投稿したツイートが話題になっている。
内容は、特に変わっているものではない。この時期に夏タイヤを使うことの危険性を訴え、すぐに冬タイヤに交換するように呼びかける、いわゆる「注意喚起」だ。
それが28日13時30分時点で3800件以上のリツイート、4000件を超えるいいねを集めるほどの反響を呼んでいる。どうしてこんなにも注目されているのかというと......。
なぜか雪の中で戯れる犬たちの写真が添えられているのだ。
「写真は夏タイヤの車が冬みちに入ることをやめて欲しいことを表現しています」と説明されているが ......それ、どういう表現?
呼びかけの内容と写真のギャップに、ツイッター上ではこんな声が寄せられている。
「あざとい国交省あざとい」
「お硬いだけだとスルーするけどユーモアあって説得力増してる」
「青森の国交省国道事務所、何てめんこい画像をw」
映っているのは「パズー」と「パピコ」
冬タイヤ着用を呼びかける投稿に、どうして犬の写真が使われているのか。Jタウンネット記者は28日、国土交通省青森河川国道事務所を取材した。
ツイートを行った職員は、映っているのは「自身の愛犬」で、「たくさんの人に投稿を見てもらうため」に写真を活用したと答える。
同事務所では冬期に発生するスリップ事故や「坂道を登れない」といったトラブルを未然に回避するため「冬タイヤの早期着用」をツイッターなどで呼びかけている。しかしながら、文字だけの発信ではなかなか注目してもらえない。そこで、愛犬であるパズー(オス)とパピコ(メス)の起用を思いついた。
「自分が撮った飼い犬の写真ならどうとでも使えますからね。撮りためた写真からイメージに合うものを選んで投稿しています」(ツイートを行った職員)
パズーとパピコは雪が大好きで、使用している写真は雪の日にドッグランで遊んだ時のものだそうだ。
パズーとパピコは25日だけでなく、11月11日、18日の投稿にも登場。いずれも冬タイヤの装着に関する「イメージ画像」として使われている。
どの投稿も、2匹が登場しないツイートと比較するとかなり多くのリツイートといいねをされ、「思った以上に反響がありました」と職員。ツイッターでの注目が冬タイヤ装着率の向上につながることを期待しているという。
青森県内では今週の降雪が予想されているという。パズーとパピコはきっと喜ぶことだろう。
しかし本題は「冬タイヤの早期装着」。本格的な冬が到来する前に交換しておこう。