「夜中に原チャで事故った私に近付いてくるイカツイ男性。『黒塗りスモーク』のセダンから降りてきて『おねーちゃん...』」(兵庫県・女性)
抱きかかえた私を父に受け渡し...
その後も道を伝えながら自宅に戻ると、その人はまた私を抱きかかえて車を降り、そのままインターホンを鳴らしました。
玄関から父が出てくると、私を受け渡し「ケガしてるから病院行ってください」とだけ伝えて去っていきます。
事情のわからない両親は唖然としていましたが、母に「バイクでこけたから送ってくれた」と伝えると、お礼を言うために慌てて追いかけていきました。すると男性は、
「ちょっと送っただけやから気にせんといて」
「明日でもバイク取りにいっときや」
と私に叫んだ後、手を振って車に乗り込まれました。
その頃の私は夜遊びもしていたので、帰宅してなくても探しに来てくれる可能性は低かったでしょう。冬の寒空の下、あそこで一晩過ごしていたらと思うとぞっとします。
あの時は本当にありがとうございました。あれから、私は人を見た目で判断したらあかんなと思うようになりました。そして、困ってる人がいたら助けられる大人になれているかなと、あの男性を思い出すたび自分に問いかけています。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)