「難しい乗客」多めの路線バスが渋滞に巻き込まれ... 1時間以上の遅延を謝罪する運転手に、降りる人々が言ったこと
シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Sさん(大阪府・40代男性)
バス運転手のSさんはその日、朝の大渋滞に巻き込まれていた。
普段なら30分もあれば終点に到着するのに、1時間半以上も経過。終点についたら乗客に謝ろうと決めていたが......。
<Sさんの体験談>
その日、私が運転する路線バスのルートは朝から大渋滞になっていました。トレーラーが事故を起こしたため、ある橋のあたりで車が流れなくなったのです。
その橋は、私が運転する路線バスがどうしても迂回できない橋でした。
乗客に何を言われるか...
通常であれば30分もあれば到着するのに、渋滞のせいで1時間半以上かかっていました。
私が運転していた路線には難しいお客さんが乗ってくることが多いので、終点に着いたら何を言われるのか不安でしかたありません。
着いたらとにかく謝り倒そう、と決め込んでいました。
実際に終点についてみると、降りるお客さん全員から声をかけられました。
「お疲れ様」
「大変やったね」
ねぎらいの言葉でした。
私はお客さんに謝罪をしながら泣きそうになりました。
人間捨てたものじゃないなと思った出来事です。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)