「運転にはまだまだ自信アリ」だけど... 76歳の元トラック運転手が「免許返納」を決断した理由
2022.11.17 11:00
先輩から離れるのが怖くて、つい...
「先輩から離れたら絶対、迷子になってしまう」
そんな思いから、つい、つい、焦ってしまい、京浜急行線の踏切を「一旦停止」しないで通過してしまったのです。
その瞬間、白バイのサイレンの音と「停まりなさい」の声が聞こえました。
その時のお巡りさんに、心からのありがとうを伝えたい。
お巡りさんに停められた後、私は自分が和歌山から出稼ぎに来た事や両親の事を話しました。するとお巡りさんはこう言ってくれたのです。
「それなら尚更、命を大切にしないと。田舎で待っている両親が一番悲しむよ。
自分の命も他人の命も、みんな同じ、一つの命だからな。気をつけて行くんだよ」