地酒35種類のサーバーがずらり! 「のんべえの夢」みたいなスポットが、水戸駅に爆誕していた
日本酒好きの皆さん、刮目せよ――!
JR水戸駅(茨城県)に、見逃すわけにはいかない超激アツスポットが爆誕した。
その名も「いばらき地酒バー水戸」。なんと、県内35蔵の日本酒を試飲できるのだ。
この画像は、2022年11月4日、茨城県在住のツイッターユーザー、shimpei(@ShimpeiHMMT)さんが
「みんな大変や。水戸駅に茨城の地酒35種が試飲できるコイン式のサーバーが出来てたで。仕事一段落つけて行かな」
とつぶやきながら投稿したもの。日本酒の瓶が入ったケースがずらりと並んでおり、それぞれのケースの上には蛇口のようなものがついている。ここから自分で日本酒を注ぐらしい。
shimpeiさんの投稿に対し、ツイッター上では興奮と歓喜の叫びが溢れた。
「これ最高やんけ!!」
「これは是非全種類飲んでみたい」
「なんですって!!!!!!!!行かなくては!!!」
「次の旅行先が決まったかもしれない...」
駅の中にこんなスポットがあるなんて......夢のようだ。Jタウンネット記者は10日、「いばらき地酒バー水戸」について茨城県庁を取材した。
1杯からでも気軽に飲める
「いばらき地酒バー水戸」の設置者は茨城県産業戦略部・技術革新課・地域産業振興室。取材に応じた同室の担当者は、スポットの狙いについて次のように説明する。
「茨城には『全国新酒鑑評会』で金賞を受賞するなど、美味しいお酒がたくさんあります。
しかし他県と比べるとその認知度が低いので、茨城のお酒の魅力を県内外の多くの人に伝え、知名度とブランド力の向上をはかるため、『いばらき地酒バー水戸』を設置しました」
「いばらき地酒バー水戸」が最初にオープンしたのは2019年。しかし、「駅の自由通路に面していて入って飲みづらい」という意見や「その場で購入したい」という意見を受け、2022年11月1日にみどりの窓口横にリニューアルオープン。店舗を広くし、常時県内35蔵35銘柄の日本酒を試飲できる飲食エリアに加え、地酒を購入できる物販エリアも設けた。
飲食エリアのサーバーは、カウンターで購入できる専用のコイン(1枚300円)を投入すると、おちょこ一杯分の日本酒が注げるという仕組みだ。窒素ガスの充填により、酒の品質を低下させず、いつでも開栓直後のような美味しさを味わえるという工夫もされている。
また、試飲だけではなく、県内産の食材を利用した食事の提供や地酒とのペアリングの提案も行っている。現在はまだ一部メニューのみでの営業だが、今後、ランチタイムの食事やカフェタイムのデザート等も増えていく予定とのこと。
専用コインは1枚からでも購入可能なので、電車に乗る前に1杯だけ試してみる、なんてことも可能。水戸駅を使う時にはぜひ立ち寄りたい場所だ。