「ホンモノ」が混ざっていても分からなそう... 京都の商店街を練り歩く「百鬼夜行」の迫力がスゴイ
「きっと本物の妖怪も混ざってた」
そんなコメントと共に投稿された写真が、ツイッター上で話題になっている。
こちらは京都府在住のプロカメラマン・稲田大樹(@usalica)さんが2022年10月19日に投稿した写真だ。
稲田さんに話を聞くと、撮影したのは15日の18時~19時。京都市上京区・一乗通の大将軍商店街、別名「妖怪ストリート」で、妖怪の仮装をした人たちが街を練り歩く「一条百鬼夜行」というイベントが3年ぶりに開催されたのだ。
商店街振興組合の公式Facebookなどによるとコロナ禍により今年は規模縮小されたが、嵯峨美術大学(京都市)の学生と卒業生を中心に構成された妖怪藝術団体 「百妖箱」のメンバー約40名による仮装行列が敢行された。
妖怪「今日は姿を堂々と出してもいいのかな?」
「とにかく本物志向のリアルな妖怪たちが練り歩くと聞いていたので、百鬼夜行の迫力が伝わる写真と動画を撮ろうと意気込んで参加しました」
と稲田さん。本物の妖怪すら紛れていそうなほどの恐怖と、騒がしい雰囲気が伝わってくる写真ばかりで、子供たちの泣き叫ぶ声まで聞こえてきそうだ。
稲田さんが捉えた光景に、ツイッター上ではこんな声が寄せられている。
「撮影した妖怪を後で見返したら、写っていなかったってパターンですね」
「『なんだかみんな楽しそうだし、今日は姿を堂々と出してもいいのかな?』と考えた本物の妖怪が結構混ざってそうですよね」
「これは怖い」
「久しぶりにやったんですね! 妖怪たち、まじかわいい!」
稲田さんも「来年の開催も楽しみです」と、すっかり妖怪たちの虜になってしまった様子。怖そうな妖怪たちとも、このイベントを機に分かり合えるかもしれない。(ライター:Met)