国重要無形民俗文化財の「統人行事(とうにんぎょうじ)」が、秋田県潟上市天王地区と隣の男鹿市船越地区で通年行われている。クライマックスは毎年7月7日に行われる神事の「牛乗り」だ。男性に酒を飲ませ泥酔させたうえで、牛にまたがらせを巡回するという、一風変わった神事とのことで、歴史などを調べてみた。 ヤマタノオロチを退治する場面を再現 studio tdesstudio tdesさん撮影、Flickrより 統人行事の起源は平安時代後期だとみられている。「八岐(ヤマタノオロチ)の大蛇退治」の故事と、男鹿市や潟上市などにまたがる「八郎潟(はちろうがた)」周辺の農漁民の間に伝わる水神信仰とを習合させた祭礼。統人とは、祭りの責任者を指す。 そのうち「牛乗り」の行事は、スサノオノミコトが、大蛇・ヤマタノオロチを退治する場面を再現したもの。ヤマタノオロチは当時、生贄にされた娘を食べるなど人々の脅威となっていた。聞きつけたスサノオノミコトが、酒を飲ませて眠らせ退治した、という場面だ。 牛乗りは先の両地区をまたがる形で開催。乗る人は毎年、天王地区の統人を担う男性の間で相談して選ばれる。例年6月25日、熟成させた味噌を神社から天王本郷自治会館に運ぶ「御味噌揚(おみそあ)げ式」の際に牛乗りを担う人が決まる。 乗車する男性に酒を飲ませ、意識を失ったような状態で牛に乗らせたうえで町内を巡る。巡回中、牛の周辺を数人の男性が囲みながらサポートする。 2018年の牛乗りも7月7日に行われ、ツイッター上では 東湖八坂神社祭典牛乗りの出待ち??あいにくの荒れ模様です。 pic.twitter.com/kISDKXdRXQ— ひとり野鳥の会 (@Goodyimages) 2018年7月7日 奇跡的に雨があがった??.やっぱり神さまがいた??..#潟上市お祭り #八坂神社例大祭 #お祭り#潟上市 #牛乗り#スサノオノミコト#ヤマタノオロチ #日本の祭り#秋田県#天王町 ..撮影で来てた千原せいじさん??.#千原せいじ https://t.co/WaVE7bPqA8— TAKAKO (@taka525jg) 2018年7月7日 東湖八坂神社牛乗りの動画です。 pic.twitter.com/EUOiQtpeya— ひとり野鳥の会 (@Goodyimages) 2018年7月7日 といった反応が上がっている。