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酒を飲ませて泥酔状態で... 秋田の奇祭「統人行事の牛乗り」

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2018.07.09 17:00
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ヤマタノオロチを退治する場面を再現

studio tdesstudio tdesさん撮影、Flickrより
Akita Ken 秋田県

統人行事の起源は平安時代後期だとみられている。「八岐(ヤマタノオロチ)の大蛇退治」の故事と、男鹿市や潟上市などにまたがる「八郎潟(はちろうがた)」周辺の農漁民の間に伝わる水神信仰とを習合させた祭礼。統人とは、祭りの責任者を指す。

そのうち「牛乗り」の行事は、スサノオノミコトが、大蛇・ヤマタノオロチを退治する場面を再現したもの。ヤマタノオロチは当時、生贄にされた娘を食べるなど人々の脅威となっていた。聞きつけたスサノオノミコトが、酒を飲ませて眠らせ退治した、という場面だ。

牛乗りは先の両地区をまたがる形で開催。乗る人は毎年、天王地区の統人を担う男性の間で相談して選ばれる。例年6月25日、熟成させた味噌を神社から天王本郷自治会館に運ぶ「御味噌揚(おみそあ)げ式」の際に牛乗りを担う人が決まる。

乗車する男性に酒を飲ませ、意識を失ったような状態で牛に乗らせたうえで町内を巡る。巡回中、牛の周辺を数人の男性が囲みながらサポートする。

2018年の牛乗りも7月7日に行われ、ツイッター上では

といった反応が上がっている。

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