絶対に邪魔なのに、なぜ退かさない? 道のド真ん中ある「お地蔵さん」の怪→かつて動かしたら「村人たちに災いが...」
移設すると、村人たちに不幸が
取材に応じた産業部商工観光課観光係の職員は、回答として2009年に真岡市に編入された旧・二宮町の歴史を記した「二宮町史 通史編2 近世」に掲載されている、地蔵信仰のページを送ってくれた。
それによると、道路のど真ん中にあるお地蔵さんは「古山の地蔵」と呼ばれていて、1847年に薬王院という寺の参道に建てられた。
その後、明治維新期に薬王院が廃寺になり、参道は道路となったので、お地蔵さんは道路脇に移設。すると、村人たちに災いが降りかかった。それも一度ではなく、立て続けに......。
そこでお地蔵さんは、道路のど真ん中に戻されることになったのだという。「災い」の詳細までは分からなかったが、お地蔵さんを設置しなおすくらいだから、当時の村人たちはかなり怖い目を見たのだろう。

この地では、地蔵の縁日である毎年7月24日には地蔵祭が行われるなど、今でも地域の人に大切にされているようだ。
もし古山の地蔵の横を通り過ぎるときは最徐行で、くれぐれも事故などを起こさないようにしたい。
道の真ん中のお地蔵様、違和感が凄すぎる。風景に全く馴染まない異物感…何も知らずに夜いきなり見つけたら怖さMAXに違いない。
— えぬびい (@enuenuenubi) September 24, 2022
昔、このお地蔵様を移動したら災いが起きたので元の場所に戻して以後動かさないようにしたらしい。ストーリーまで完璧にホラー仕様だ…。 pic.twitter.com/HWJtKR5Nxt