季節を間違えちゃったの...? 紅葉と桜の「奇跡の共演」を見られる場所が存在した
「え!秋に咲く桜ですか??」
「こんなに綺麗な場所って有るんだ✨」
「なんて!!美しくて素敵なんでしょう😍👏👏」
ツイッターに投稿された絶景にそんな声が寄せられ、反響を呼んでいる。
川の両脇で、見事なグラデーションをみせる紅葉。その手前や奥にはなんと、淡く美しい桜が。本来交わることがないはずの春と秋の風物詩が共演している。
2022年10月29日、滋賀県在住の写真家・yukkey(@yukkey_inc)さんがこの写真をツイッターに投稿したところ、たちまち2万4000件を超えるいいね(2日昼時点)が寄せられるなど、大きな注目を集めている。
驚きの景色だが、これは現実の風景を切り取ったもの。
こんな不思議な光景、一体どこで見られるのだろう? yukkeyさんに話を聞いてみよう。
「ここ数年で一番きれい」
2018年から趣味で写真をはじめ、滋賀県を拠点に風景を撮っているyukkeyさん。話題の写真は19年11月、愛知県豊田市小原にある「川見四季桜の里」の柿ヶ入り遊歩道から「四季桜」を撮影したものだ。
四季桜は、1年に2回花を咲かせる。春にも控えめに花をつけるが、見ごろはなんといってもより多くの花が咲き、紅葉とコラボすることもある秋。
小原は約1万本の木が植えられている四季桜の名所として有名だ。yukkeyさんはその存在を友人に聞いて知り、撮影に訪れたという。
「本来、交わるはずのない春と秋を象徴する桜と紅葉が一面に広がり、まるで桃源郷のような光景にただただ感動しました」(yukkeyさん、以下同)
だが、実はyukkeyさんが見たこの景色は、桜と紅葉の見頃が完璧に重なった当たり年のもの。それぞれの見頃がズレてしまうこともあるらしい。
「運営のおじいさんが『ここ数年で一番きれい。ええ時に来はったね』と笑顔で話されていたことを3年経った今でもよく覚えています」
2022年も11月が始まり、四季桜の季節がやってこようとしている。小原では12日~30日の期間「小原四季桜まつり」が開催される予定。
奇跡の絶景を楽しみたい方はこの時期に訪れてみてはいかがだろうか。