これを登るの...? 北海道にある「山頂まで繋がる大階段」が、もはや「壁」でしかない
ワンポイントの赤い自転車
yuyaさんによると、撮影場所は北海道・札幌市東区にある「モエレ沼公園」。世界的に著名な彫刻家であるイサム・ノグチ氏が基本設計を手掛けたアートパークで、公式ウェブサイトによると、そのコンセプトは「全体をひとつの彫刻作品とする」。階段のある山は、不燃ゴミと建築残土を積み上げて作られた「モエレ山」だ。この標高62.4メートルの山は、「札幌市東区唯一の山」だという。
yuyaさんが同園を訪れたのは、22年9月、多くの人が行き交う日曜日のこと。SNSでこの場所を知ったことがきっかけだった。
モエレ山に登るためのルートは3方向5ルートあり、yuyaさんが撮影したのはその内、最も直線的に山頂を目指すルート。実際に目の当たりにすると、壁のような階段に圧倒されたという。
撮影の際にはその迫力を引き立たせるために、望遠レンズを使用。ただ階段を写すにとどまらず、写真家としてのこだわりからもう一工夫をくわえている。
「自転車をレンタルして回ったので、その赤い自転車をワンポイントにして撮影しました。」(yuyaさん)
ちなみにyuyaさんは、全部で242段もあるというこの階段を、途中で三回ほど休憩を挟みながら5分ほどで登り切ったそう。頂上からは公園や市内を見渡すことができ、自身のツイッターでも「登るの大変でしたが上からの景色は素敵でした✨」と語っている。
登りきるには相当な体力と覚悟が問われるが、我こそはという読者はこの大迫力の壁に挑み、頂上からの眺めも堪能してみてはいかがだろうか。