「上手く首吊りできない妊婦に、通りすがりの男が手本を披露。すると赤ちゃんが生まれて...」 神社に伝わる「松の逸話」が謎すぎる件
2022.09.26 15:00
油売りは松の精霊だった?
投稿者の平田さんが看板を撮影したのは、8月14日のこと。Googleマップで「子産せの松」を見つけて気になり、足を運んだという。
「近代的な物語の構造になってない遠野物語みたいな生の民話で、たぶん実際にあったことなんだろうなと思いました」
と平田さんは語る。
この逸話、いったい何なのだろう。Jタウンネット記者が酒田市の妙法寺に電話すると、住職が答えてくれた。
「松の精霊が、油売りの男に姿を変え、女性と生まれてくる子供の生命を救った、という話ではないかと思います。この松のおかげで、生命が助かった、救われた、安産だったということで、『子産せの松』と呼ばれるようになったと伝えられています」(妙法寺住職)
......なるほど? それなら納得できるかもしれない。