キャベツを穫りたい、だけなのに... トマト農家が撮影した「妻の写真」に戦慄走る
とあるツイッターユーザーが2022年9月14日に投稿した1枚の写真が、多くの人々の想像力をかきたててしまい、止まらなくなっている。
その人騒がせな写真とは、これだ。
不穏な色の背景の中にくっきりと浮かぶ、誰かのシルエット。その手には鋭利な刃物の姿が......。
この写真を見たユーザーからは、例えば、こんな声が寄せられている。
「ううぅ、まだまだ血が足りない。血が欲しい......」
「足元に死体が転がってるようにしか見えぬ」
「これ事後だよね......きっと足元は真っ赤なんだ」
「悪魔のいけにえ」
「ホラーというかサスペンス?」
「警察呼んだ方が良いのではwwwww」
ホラー映画やホラーゲームを連想してしまった人たちが、勝手に物語を創り始めているのだ。
「フルーツトマトの曽我農園 SOGA FARM」(@pasmal0220)さんが投稿したツイートには、11万8000件を超える「いいね」が付けられ、今も拡散している(9月16日現在)。
いったいどんな惨劇が起こったのか? Jタウンネット記者は、おそるおそる投稿者「フルーツトマトの曽我農園」さんに聞いてみた。
「撮るのが下手くそでこんなになって......」
投稿者である曽我新一さんは、新潟市でトマトとトマト加工品を生産する「曽我農園」の代表。話題の写真は、8年も前、2014年ころの写真だという。
ツイートによると「奥さんがうちで食うキャベツを収穫しているだけなのにホラー映画になった写真」とのことだが、撮影時は一体どういう状況だったのか。
記者が聞くと、「ホームページに載せるための写真を撮っていましたが、撮るのが下手くそでこんなになってしまいました」と、曽我さん。
空が赤いのは、夕焼けだったとのこと。けっして血の色に染まったわけではない。
ツイッター上の反応について、感想を聞くと、曽我さんはこう答えた。
「皆様が写真を加工してリプ欄が大変賑わい私も爆笑してしまいました。本当に映画のポスターみたいになって面白いです」(曽我農園代表・曽我新一さん)
そう、曽我さんのツイートのリプライ欄には、写真にタイトルやキャッチコピーを入れたり、色味を調整したりしてホラー映画やスプラッター映画風の画像を作るユーザーが続出しているのだ。
気になる人は、ぜひ覗いてみてほしい。