京都を走るトロッコ列車の「お見送り」が激しすぎると話題に 運営会社「いつしかエスカレートして...」
もともとは手を振るだけだったのだが...
嵯峨野トロッコ列車の明るい見送りは、この日のことだけではない。
ツイッターアカウントを遡ると、10日にもあの華麗な扇子捌きのスタッフが登場。別のスタッフと一緒に乱舞し、運転手から「静かにして」と怒られながらも、扇子をヒラヒラ、その場でクルクル。まるでジュリアナ東京のお立ち台に立っているかのようだ。

16日、Jタウンネット記者が嵯峨野観光鉄道の総務部の担当者に話を聞くと、見送りのためのパフォーマンスに参加しているのは、切符売り場や土産屋、総務などを担当するスタッフたち。毎回、列車が発車するタイミングになると、本来の居場所からホームに出てきて乗客を送り出しているのだという。
「元々は社員たちが出てきて手を振るくらいしかしていませんでした。それがいつしかエスカレートして、8月後半あたりから現在のように賑やかになりました。
たまに狩人や山口百恵さんの替え歌を歌う時もありますね......」(総務部の担当者)
誰に言われたわけでもなく、スタッフたちが「なんとなく」、自発的に始めたというお見送り。例の扇子のスタッフが中心になり、その日出勤している皆さんで賑やかに乗客を見送っているそうだ。
ちなみに、嵯峨野トロッコ列車では9日から30日までオオサンショウウオのラッピング車両の運行を行っているため、期間中はそれに併せてぬいぐるみも使っている。
「本人たちはいつも喜んで、気合いを入れてお見送りをしています! お客様にも喜んでいただいていますし、上層部からストップがかからない限りは続くと思います」
と総務部の担当者。最近楽しいことが無いな......という人は、京都でトロッコ列車に乗ってみてほしい。きっと元気を貰えるはずだ。
今日も絶好調! pic.twitter.com/k2I2RJ4QVa
— 嵯峨野トロッコ列車Sagano Romantic Train【公式】 (@sagano_kanko) September 10, 2022