「初対面のおじさんの車に乗って、涙を流す高3の私。交通費を使い果たしたばっかりに...」(山口県・50代女性)
おじさん「遠いから、車で送ってあげるよ」
私が「防府駅に」と言うと、おじさんは「遠いから、車で送ってあげるよ」と言ってくださいました。
後部座席で溢れてくる涙。泣きながら事情を話し終わっても、まだ防府駅には着きません。
この時、歩いて防府に行くのは絶対に無理だったと悟ったんです。
防府駅に着くと、おじさんは「お金大丈夫かね?」と交通費を気にかけてくれました。
私は「はい、ありがとうございます」と答え、名前すら聞かずに別れてしまいました。まだ幼い考えで、機転も効かなかったのです。
その後は足早に電車に乗り、無事に徳山駅に着きました。家に帰れたのはおじさんのおかげです。
後日お礼のご挨拶をするためにおじさんの住んでいた一軒家を探したのですが、何度探しても結局わからないまま。
あの時のことは今でも忘れません。本当にありがとうございました。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)