「駐車場から出られなくなり、エンジンを吹かしまくる私。ゴンゴン音を立ててたら、不良っぽい若者が...」(神奈川県・40代男性)
シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Uさん(神奈川県・40代男性)
Uさんはその日、彼女とのドライブデートの途中でコンビニに寄った。
しかし駐車場に車を止めようとすると、マフラーが輪止めに引っ掛かり動けなくなって......。
<Uさんの体験談>
今から約25年前、当時付き合っていた彼女(今の妻)と車でデートしていた時のことです。
途中、西湘バイパスを箱根口ICで降りたあたりの、国道1号沿いのローソンに立ち寄りました。駐車場に車を止めようとしたのですが、車高が低すぎたせいか、社外マフラーのタイコ部分が輪留めに引っかかってしまったんです。
慌てた私がなんとか抜け出そうとエンジンを吹かしまくっていると、不良っぽいお兄さんがこちらに近づいてきて......。
何を言われるかと思ったら...
脱出するためにゴンゴン音を立てていたので、「うるせぇ」って言われるのかと思いました。
でも、お兄さんは「これ、やるんだよね~」「ちょっと、待ってな」と言って自分の車に戻り、パンタジャッキを持って戻って来てくれたのです。
どうするのかと見ていると、それをマフラー側の後輪前に置き、こう言いました。
「これしかなくてごめんね、このまま踏めば脱出出来るから、動かしてみて」
私は「はいっ!」と言って車に乗り込み、アクセルを踏みました。すると、お兄さんのジャッキのおかげで車が上がり、輪止めを乗り越え無事に脱出できたんです。
私は「すごい!!」と、もう感動しました。
その後丁重にお礼を言ったつもりではありますが、もう一度お会いしてお礼を言いたいくらい、本当に助かりました。
それ以来私は、厚めの板を2枚トランクに車載し、同じような状況で使用するたびにあのお兄さんを思いだし「どうしているかなぁ~」と考えています。
お兄さん、あの時は本当にありがとうございました。
今でも妻と、「あの時ね~」と話題になるくらいインパクトのある思い出です。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)