「夜遅く、タクシーで帰宅した私。家の少し前で下ろしてもらったら、ドライバーがなかなか帰らず...」(東京都・60代女性)
暗い夜道を照らしてくれたのは...
タクシーの降車場所から家までの路地は、車が入るには狭すぎたので、私はいつも家の少し前で降ろしてもらっていました。
周りは森林で当時は街灯もなく、降車後は家の前までの真っ暗な夜道を、勘を頼りに歩いていかなければなりません。
その日もいつものように最寄り駅から自宅までタクシーを利用したのですが、その時の運転手さんは、なぜか私を下ろした後もなかなか帰りませんでした。
それが不思議でちょっと怖かったのですが、その運転手さんは私が家の門に入るまで、ずっと真っ暗な路地をヘッドライトで照らしてくれていたのです。
私が振り返って会釈すると、運転手さんは手を振ってくれて、それからタクシーをUターンさせて帰っていきました。
あの時の親切な運転手さんは、今でも時々思い出すと胸が温かくなります。
タクシー会社はどこか分からなかったのですが、探してお礼を言っておけば良かったと今になって後悔しています。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、体験の時期・場所、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談を編集して掲載しています。あらかじめご了承ください)