クリームソーダにしか見えないけど... 拡大したら意外すぎる「正体」判明「芸術すぎる!」「笑っちゃいました」
「クリームソーダを拡大してみてください」
そんなコメントと共に投稿された写真が、ツイッター上で注目を集めている。
こちらは、ツイッターユーザーの岡本なう(@okaphotoart)さんが2022年7月11日に投稿した写真。抜けるような青空の下、苔むした木の上に置かれているのは、美味しそうなピンク色のクリームソーダ。ロケーションも相まって、なんだか「夏!」といった雰囲気の1枚だ。
しかし、投稿に添えられたコメントの通り、クリームソーダを拡大してよく見てみると......あれ?
そう。実はこれ、本物のクリームソーダではない。色付きの洗濯ばさみを使ってクリームソーダを再現しているのだ。
見ていると喉が渇いてくるほどのクオリティーに、ツイッター上ではこんな声が寄せられている。
「せ、洗濯バサミ!? 芸術すぎる!」
「拡大しないとクリームソーダにしか見えません」
「笑っちゃいました(笑)」
「夏の暑さにも負けないクリームソーダ!アイデアが光ってますね」
Jタウンネット記者は12日、「クリームソーダ」について岡本さんに話を聞いた。
つかった洗濯ばさみは計70個!
岡本さんは、洗濯バサミの魅力を追求した写真を撮影する「洗濯バサミフォトグラファー」。2021年3月から活動しているという。話題の「洗濯バサミクリームソーダ」も作品の1つだ。
「もともとドリンクとしてクリームソーダが好きなのもありますが、暑い日が続いているので、フォロワー様に何か目で見て涼しくなるようなものをお届けしたいと思い、9日に自宅の庭で制作・撮影しました。前回は青いクリームソーダを作ったので、今回はピンクのものを作りました」(岡本さん)
ピンクのクリームソーダももちろん材料は洗濯ばさみで、グラスにスケルトンの洗濯ばさみと水を入れることでソーダ水を表現。一般的なサイズの赤いもの18個と、小さめでピンクのものが43個入っているという。
クリーム部分は白いものを8個、さくらんぼ部分は赤い木製のものを使い、さくらんぼのヘタには赤いワイヤーを用いている。
こだわりは「ソーダ水の部分も洗濯バサミで作るということ」。
また、前作の青いクリームソーダを作った際、ソーダ水の上に洗濯バサミをのせているだけだと誤解した人もいたため、
「今回は使う数を減らして、あえてそれとわかるように洗濯バサミのシルエットを強めに残しています」
と語った。確かに、遠くからみると本物にしか見えないが、拡大すれば洗濯ばさみだとわかる絶妙なバランスだ。
投稿に反響があったことについて、岡本さんは
「自分の作品が多くの方に見てもらえるというのは、本当に非常に難しいことだと思っております。これからも皆様によろこんでいただける、楽しんでいただける、そんな作品を撮ることができたらと思っております!」
とコメントした。岡本さんの次の「洗濯ばさみアート」にも期待大だ。