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「カーナビに従わず左折して」 岐阜の山中で発見された注意喚起看板に反響→右折したらどうなる?設置者に聞いた

大山 雄也

大山 雄也

2022.07.09 08:00

「カーナビが無いとどこにも行けない」――もしかしたら、そんなドライバーも存在するかもしれない。

しかし、ナビを信用しすぎると、とんでもない場所に連れて行かれる場合もあるようだ。

カーナビに従っちゃだめなの!?(写真はkebiyama@kebiyamaさんのツイートより)
カーナビに従っちゃだめなの!?(写真はkebiyama@kebiyamaさんのツイートより)

こちらはツイッターユーザーのkebiyama(@kebiyama)さんが2022年7月5日に岐阜県最西部・揖斐川町(いびがわちょう)で撮影した写真だ。

同日のドライブ中に遭遇したという看板には、こんな言葉が書かれている。

「この先カーナビの案内にかかわらず左折して下さい」

右折したら一体、どうなってしまうのか。気になった筆者は7日、看板に書かれている「月夜谷ふれあいの里」を取材した。

カーナビを使うと到着しない!?

「月夜谷ふれあいの里」は揖斐川町にある農業体験交流施設。キャンプや水遊び、魚釣りや魚掴みができる場所だ。

取材に応じた同施設のチーフスタッフによると、看板を設置したのは車で施設にやってくる人の「間違い」が多発したかららしい。

「県道268号線を進んで、途中県道を外れたところに、月夜谷ふれあいの里があります。
カーナビを使って施設に来ようとすると、カーナビは県道を優先して案内してしまうので、別の場所に誘導されてしまって月夜谷ふれあいの里に到着できません。その誘導ミスを防ぐために看板を設置したんです」(月夜谷ふれあいの里のチーフスタッフ、以下同)

別の場所というのは、なんと施設とは真逆にある「山の中」。

そちらに進んでしまう人があまりにも多かったため、施設では22年に「この先カーナビの案内にかかわらず左折して下さい」の看板を設置したという。

ここで、看板がある地点と月夜谷ふれあいの里のざっくりした位置関係を確認しておこう。

簡単に書くとこんな感じ。(Jタウンネット作成)
簡単に書くとこんな感じ。(Jタウンネット作成)

どんな道を案内されるの...?

誘導ミスの起点になるのは、施設から1.6キロほど離れた「小津橋」だ。揖斐川の支流・小津川にかかる小さな橋で、月夜谷ふれあいの里を目指す場合、この橋を渡る必要はない。右折も左折もせず、道なりに進めば無事に到着できる。

緑色で塗った部分が推奨ルート(Jタウンネット作成)
緑色で塗った部分が推奨ルート(Jタウンネット作成)

しかしカーナビを使うと、小津橋を渡るように指示される。橋を渡った先には三叉路があり、そこでなぜか右折するよう言われるらしい。

カーナビに導かれる道(Jタウンネット作成)
カーナビに導かれる道(Jタウンネット作成)

それは県道268号をひたすら進んでいくルートで、施設とは逆方向に向かってしまう。そして辿りつくのが「山の中」なのだ。

ただ、仮にカーナビ通りに進んで小津橋を渡ってしまったとしても、看板がある地点を左折すれば、途中で橋を渡らずに進んだ推奨ルート(小津橋を渡らずに向かうルート)と合流できるので、ちゃんと施設に到着できる。

橋を渡っても軌道修正可能(Jタウンネット作成)
橋を渡っても軌道修正可能(Jタウンネット作成)

そこで、小津橋を渡った先の三叉路に看板が設置された。看板1枚で状況は一変したという。

「看板があるのとないのでは、全然違います。間違える人が激減しました」(チーフスタッフ)

カーナビの案内に背くというのは勇気が必要だが、月夜谷ふれあいの里に行く場合は看板を信じて進んでほしい。

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