「パワースポット」って言葉がピッタリ! 山形の山の中に佇む「垂水遺跡」が超神秘的
「修行の地の神秘的な鳥居」
そんなコメントと共に投稿された、まさに「秘境」という言葉がピッタリの写真が、ツイッター上で話題になっている。
こちらは、宮城県在住のツイッターユーザー・zookomi0124(@zookomi0124)さんが2022年6月25日に投稿した写真。
でこぼこした壁が印象的な洞窟の中。ひっそりと隠れるように建っている木製の鳥居が陽の光を浴び、なんとも神々しい姿に。
見るからにパワースポットといった雰囲気の鳥居に、ツイッター上ではこんな声が寄せられている。
「素晴らしい」
「圧巻の鳥居です」
「めちゃくちゃパワースポット感あります」
ここは一体、どこなのか。Jタウンネット記者は3日、zookomi0124さんに話を聞いた。
スポットライトのように光が差し込んで...
zookomi0124さんによると、写真を撮影したのは2021年の8月。場所は山形県山形市の観光地「山寺」の奥、「裏山寺」というエリアにある垂水遺跡(たるみずいせき)だ。
「観光スポットとしてもマイナーな場所です。ただウェブ上などには情報が載っており、見て行ってみたくなりました」(zookomi0124さん)
山形県公式観光サイト「やまがたへの旅」によると、垂水遺跡は山寺の山道入口から徒歩で約15分の場所にある隠れスポットで、大正時代まで山伏が修行する姿が見られたそう。
「豊かな自然に囲まれた山道を進むと、突如、蜂の巣状の巨大な岩肌と鳥居の造形美が目の前に現れます。(略)
蜂の巣のような小さな穴が集まる大きな岩の割れ目には不動明王が祀られ、修験跡や五輪塔窟などの遺跡も残る名所です」(「やまがたへの旅」より)
そんな場所を撮影するにあたってzookomi0124さんが注目したのは、外から入り込んでくる「光」。それが鳥居を照らすスポットライトのようになっていることや、この空間がいかに神秘的かを見る人に伝えたいと思い、シャッターを切ったという。
「ここまで辿り着くには、軽い森の中を散策する必要があり、道中には野生動物などもたくさんいます。このときは真夏だったので、季節を変えて行ったら、また別の表情の鳥居に会えるのではないかと思っています」(zookomi0124さん)
山寺を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみたいスポットだ。足を運ぶだけでちょっとした「修行」になるかもしれない。