「けたたましく鳴る防犯ブザーと、大泣きする幼い妹。どうにもできない小3の私に、男子高校生が『お兄さんたちが...』」(広島県・20代女性)
シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Nさん(広島県・20代女性)
その日、小学3年生のNさんは、2歳下の妹と一緒に家を目指していた。その途中で少し疲れてしまい、木製のベンチで休憩していくことに。
そして、そこから立ち上がった時、妹の持っていた防犯ブザーがけたたましく鳴り響いて......。

<Nさんの体験談>
小学3年生だった私はその日、1年生になったばかりの2歳下の妹と帰宅していたのですが、疲れたので途中で休憩することにしました。
木製のベンチで少し休み、立ち上がったその時です。妹の防犯ブザーが大音量で鳴りだしました。ベンチの木の間に引っかかって、ブザーを止めるストラップがどこかに飛んで行ってしまったのです。
「大丈夫だからね!」
妹はブザーの音にびっくりして大泣き。飛んで行ったストラップを大慌てで探したけれど見つけられず、私も泣きそうです。
そこに声をかけてくれたのが、近くの学校に通っている男子高校生3人組でした。

3人は一緒にストラップを探してくれたり、防犯ブザーをバラして止めようとしてくれたり、探している間も、
「大丈夫だからね! お兄さんたちが見つけてあげるからね」
と、たくさん声をかけくれました。
結局、椅子の隙間にストラップが挟まっていたのを3人が見つけてくれて、やっと防犯ブザーがストップ。
名前は聞いていませんでしたが、その後も学校の帰り道なので会ったときは手を振ってくれたりしてくれました。あのときは本当にお世話になりましたとお伝えしたいです。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
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