「真夜中の山道を歩いていたら、通りすがりのタクシー運転手が『出るよ』。家まで送ってくれたけど、翌日...」（都道府県不明・40代女性）

シリーズ読者投稿～あの日わたしに訪れた、不思議な出会い～　投稿者：Tさん（都道府県不明・40代女性）

高校生だったTさんはその日、原付に乗ってドライブにでかけた。

しかし、その途中でガス欠に。Tさんは真夜中の山道を歩いて降りるはめになり......ある人物と出会った。

＜Tさんの体験談＞

免許取り立ての原付きで初めての場所に行った時のことです。私は高校生でした。

真夜中の山道だというのに、ガス欠で原付が動かなくなってしまいました。

仕方なく原付を押して山を降りていたら、通りかかった1台のタクシーが私のそばで停車したのです。

「送ってってあげるから」

「こんな時間にこんな所を歩いてると、出るよ！」

タクシーに乗っていた運転手さんはそう言って「原付きを邪魔にならない所へ置いて、乗りんさい！　送ってってあげるから」と、親切にも私の家の近くまで送ってくれました。

しかも翌朝、置いてきた私の原付も家の近くまで運んでくれていたんです！

私は運転手さんのお名前とタクシー会社、ナンバープレートを覚えていたので、早速お礼を伝えようと電話をしました。

ところが、タクシー会社から帰ってきた答えは――

「そんな名前の人は居ません」

感謝の気持ちを伝えたい

私の覚え違いなのか、それとも......。

いずれにしろ、未だその人に感謝の気持ちを伝えられていません。

あの時は、ありがとうございました。お陰で、私も原付も無事に家に帰ることができました。あの時を境に、困っている人に優しくできるようにもなりました。

このお便りを通してそう伝えられたら、幸いです。

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