「わざとやってない?」 扉の前で「とおせんぼ」するコアラが話題に→その目的が愛しすぎた
動物たちの行動の中には、思わずビックリしてしまうようなものもある。
今回、ご紹介するのは兵庫・淡路島にある動物園「淡路ファームパーク イングランドの丘」にいる、オスのコアラのだいちさん。なにやら人間を困らせる行動をとっているらしく......。
こちらは同施設のツイッターアカウント(@englandhill_zoo)が2022年6月3日に投稿した写真。
だいちさんが立っているのは、扉の前! まるで人間を通せんぼするかのように立ちふさがっているのだ。
「そこに居られると扉が開けれないんよ。わざとやってない?」
写真に添えられたそんなつぶやきの通り、確かにわざとやっているようにも見える。
いやいや、いくなんでもコアラが意図的に通せんぼしているとは考えづらい――そう思っていた筆者だったのだが......。
別の日にも扉の前で......
同施設のアカウントは6月7日にも、扉の前に立ちはだかるだいちさんの姿を投稿しているのだ!
2度もやっているということはやっぱり、わざと? 気になったJタウンネット記者は6月7日、淡路ファームパーク イングランドの丘施設管理課の職員を直撃。だいちさんの「通せんぼ」は偶然のものなのか聞いてみた。すると......
「だいちは当園で生まれたコアラだからか『かまってほしがり』な一面があります。特にかまってほしいときはこのように地面に降りて来て、作業している飼育員の導線上に立ちはだかることがあります」
まさかのわざとだったのか! しかも、理由がかわいい。
職員によると、だいちの「かまって欲」は最近特に強いのだとか。
「扉の前に座りこまれると飼育員もだいちには移動してもらわないと仕事にならないため、どうしてもかまわざるを得ません。
もしかしたら、そういったやりとりを繰り返すうちに『ここにいるとかまってもらえる』というのを学んでやっているのかもしれません」(施設管理課の職員)
う~ん、これは中々の知能犯。
ちなみに、だいちさんは8歳(取材時点)。人間でいうと中年くらいなんだそう。中年になってもかまってちゃんとは......これもまた、彼のチャームポイントなのかもしれない。