北九州の橋の上には、「ペンネの怪人」が並んでいる―― 彼らは一体ナニモノ?市役所に聞いてみた
正式名称は「宇宙七曜星の精」
取材に応じた同市都市再生企画課の担当者によると、この「怪人」たちの正式名称は「宇宙七曜星の精」。
1992年、市役所近くを流れる紫川にかかる中の橋、通称「太陽の橋」に設置されたオブジェで、全部で7体いる。市が運営するwebサイト「北九州市 時と風の博物館」に投稿されている情報によれば、春分や秋分の頃になると、太陽の光が頭の空洞を通り、歩道上に北九州の市の花である「ひまわり」の形をした影ができる時間帯があるそうだ。
それにしても、一体どうしてこんなオブジェを設置することになったのか。Jタウンネット記者が聞いてみると、担当者はこう語った。
「1992年に、市の方で紫川周辺を綺麗に整備しようという大きな取り組みを行ったんです。その一環で中の橋をリニューアルする際に、『市役所の近くの橋だから、何かシンボルになるものが欲しいよね』ということで、当時はまだご存命だったグラフィックデザイナーの福田繁雄さんという方にデザインを手掛けてもらい、設置しました」(担当者)
そうして誕生した「宇宙七曜星の精」は、その独特なシルエットのせいか地元民からは様々な愛称で呼ばれているそう。
「よく言われているのは『マカロニ星人』です。他にも『ペンネ』とか『ちくわ』なんて呼び方もあるようですね」(担当者)
なお、冬場にはオブジェが靴下を履かせてもらっていることもあるらしい。
これについては、「誰がやっていることなのかはわからない」そうだ。