「聞きなれた『カンカンカンカン』が恐怖の音に一変。踏切の中に閉じ込められた幼い私は動けなくなって...」(埼玉県・40代女性)
シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Mさん(埼玉県・40代女性)
幼いMさんはその日、住んでいたマンションの前にある踏切を渡って遊びに行こうとしていた。
これまでも1人で踏切を渡っていたし、何ともなかった。でもその日だけは違ったのだという。

<Mさんの体験談>
まだ2歳か3歳だった頃の話です。私たち家族は線路沿いのマンションに住んでいて、その出入り口に近いところに踏切がありました。
私にはその頃0歳か1歳の妹がいて、母親は付きっきり。私は一人で踏切を超えて遊びに行っていました。
この踏切を超えておつかいに行くこともあり、いつもは一人でも平気だったのですが、その日に限って踏切を渡っている途中で遮断機が降りてきたのです。