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白い炭酸「愛のスコール」、東日本では激レアって知ってた? 販売比率は「中部以西で92%」

大山 雄也

大山 雄也

2022.05.09 08:00
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「なんか自販機にカルピスソーダみたいなのあったんだけど見たことないやつだった
もしかして西日本ローカル?」

ツイッターユーザーのユウマ(@y_umms)さんによる呟きが、ツイッターで話題になっている。彼が西日本ローカルだと思っていた飲み物は何なのか。答えはコレだ。

スコールでした(画像はユウマ@y_ummsさんのツイートより)
スコールでした(画像はユウマ@y_ummsさんのツイートより)

ユウマさんが2022年4月3日に投稿した写真に映っていたのは、南日本酪農協同(宮崎県都城市)が販売しているヨーグルト風味の炭酸飲料「スコール」だ。

1972年から販売されているロングセラーの炭酸飲料で、緑のパッケージが印象的な1品。

そんな発売から半世紀近いスコールを今まで知らなったというユウマさんのツイートには、5700件以上のリツイートや1万7000件を超えるいいねが寄せられる大反響(15日夕時点)。

「えええ!? 全国区じゃなかったんですね...」「えっ? スコールしらんの?」など衝撃を受けた人が続出しているのだ。

5日、Jタウンネット記者が本人に取材を行ったところ、ユウマさんの地元は横浜で、近くのスーパーやコンビニでは見かけたことがなかった。それを修学旅行で訪れた北九州・門司港周辺の自動販売機で発見し、初めて購入したという。

そんな彼に、メーカーである南日本酪農協同はこんなリプライを送っている。

「愛のスコールの生まれは宮崎県都城市、販売は全国とちょびっと海外で行っております
まだまだ取扱い店舗が少ないため、これから販売網を広めるべくがんばってまいります」

全国で販売も......東西で差

ユウマさんのこれまでの経験を考えると、スコールを西日本ローカルだと思うのは無理もない。しかし、埼玉県白岡市に住む筆者は市内の自動販売機や近隣のコンビニでスコールを売っているところを見たことがある。

全国販売の商品とは言え、もしかしたら地域によって知名度に差があるのではないか。そう疑問に感じたJタウンネット記者は4月12日、南日本酪農協同に取材した。

もしかして地域によって知名度の差がある?(画像は南日本酪農協同公式サイトのスクリーンショット)
もしかして地域によって知名度の差がある?(画像は南日本酪農協同公式サイトのスクリーンショット)

同社・営業企画部企画管理課の担当者から返ってきたのは、こんな答えだ。

「愛知県を境に東西で知名度の差があると思います」

販売元でも感じているスコールの知名度の東西差。そこで地域別の販売比率を聞いてみると......

「スコールの500ミリボトルの販売比率は、関東以北の東日本が8%、中部以西の西日本が92%です。
さらに細かく見ると、九州沖縄が35%、中四国で15%、近畿で28%、中部北陸で14%、関東以北で8%です」(南日本酪農協同の営業企画部企画管理課の担当者)

なんと東西でかなり大きな差があったのだ。そんなにレアだったのか、東日本のスコール......。

この状況について、担当者は野望を語る。

「スコールを全国のコンビニエンスストア、スーパー(特に関東)での取扱いを増やし知名度をもっと上げたい」

スコールの全国制覇までの道はまだまだ続くといったところなのかもしれない。

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