ココからあなたの
都道府県を選択!
全国
ふるさと納税
グルメ
地元の話題
地域差・ランキング
お知らせ

全国のやさしさ集まる【ほっこりタウン】できました

お知らせ

円を描いて心を測る。新サービス「ゼロまる」オープン!

「初めての『1人でバス』に挑戦した幼稚園児の娘。目的地とは真逆に向かう車両に乗り込んでしまい...」(都道府県不明・40代女性)

井上 祐亮

井上 祐亮

2022.04.19 11:00
0

シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Kさん(都道府県不明・40代女性)

Kさんの娘が初めて1人でバスに乗ったのは、幼稚園児の時だった。

目的地は通っていたバレエ教室。それほど遠い場所ではないし、「練習」もしていたので、Kさんはそれほど心配していなかった。

しかし、娘が乗り込んだバスはバレエ教室とは反対方向に行くもので......。

初めての「挑戦」でまさかのハプニング(画像はイメージ)
初めての「挑戦」でまさかのハプニング(画像はイメージ)

<Kさんの体験談>

幼稚園児だった娘が初めて1人でバレエ教室に行った時のことです。それまでは私が車で送っていたのですが、仕事に復帰することになったので、バスで行かせることにしました。

一緒にバスに乗って「練習」もしたし、5駅だけだし、携帯も持ってるし、帰りは迎えに行けるし、大丈夫だろう。そう思っていたんです。

でも、バスには色々なルートがあることをうっかりして忘れていました。

娘が乗ったバスは、途中から反対方向に向かう路線だったのです。

このままでは「山の中」についてしまう

このままでは、山の中についてしまう。それを知った娘は焦ったようです。

その様子を見て何か察したのでしょう。隣に座っていた女性が声をかけてくれて、娘は事情を話したそうです。すると、

「私も次で降りるので、一緒に降りよう。そこのバス停なら、すぐ向かい側が反対行きだから、次のバスに乗ったらバレエ教室の所まで行けるわ」

と言って、一緒に降りてくれたのです。

反対側のバス停まで、一緒に(画像はイメージ)
反対側のバス停まで、一緒に(画像はイメージ)

さらに反対行きのバス停に連れて行くと、乗るべきバスの時間も教えてくれたといいます。

彼女は保育園に子供を迎えに行く途中だったらしくそこで分かれたそうですが「バスが来るまで一緒にいてあげたいのだけれど、ごめんね」とまで言ってくれたんだとか。

不安な気持ちでバスを待つ娘に...

バスを待っている間に娘が電話でそのことを教えてくれて、私は「まだ仕事に復帰するのは早かったかなあ」と職場で泣きそうになりました。

その後、娘が少し不安な気持ちでバスを待っていたら、さっきの女性が子供を連れて戻って来てくれたそう。バスが来るまで一緒にいて、運転手さんに事情を話し、降りる停留所で声をかけてくれるようにお願いしてくれたといいます。

その通りに声をかけてくれた親切な運転手さんのおかげもあり、娘はバレエ教室に辿りつけました。

運転手さんも助けてくれて...(画像はイメージ)
運転手さんも助けてくれて...(画像はイメージ)

それから、仕事の休みの日に、親切なママさんにお礼をお伝えしたくて、子供が好きそうなお菓子を買って、娘とバス停で何度か待ったのですが、会えませんでした。

いつもは車や自転車なのか、あの日だけその時間だったのか......結局お礼を言えず、11年が経ちました。

その節は、お迎えで忙しい中、親切にして頂いて本当にありがとうございました。

私もあれから困っている子を見かけたら、声をかけるなどしています。

誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!

名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。

Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。

読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、エピソードを体験した時期・場所、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。

(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談の一部を改変している場合があります。あらかじめご了承ください)

PAGETOP