「駅で道を教えてもらい、面接会場に向かう私。だけど途中で出会った男性に『反対方向だよ』と言われ...」(東京都・40代女性)
「なんだよ、反対方向なんか教えた奴!」
時間には余裕をもって行動していましたが、迷っているうちにあっという間に面接時間が迫ってきて、もうパニックです。
やがて大きな通りに出たところで車に荷物を積み込んでいた男性を見かけたので、私は地図を見せて道を尋ねました。するとその男性は、驚いた様子で言いました。
「ええっ!? ここ、反対方向だよ! なんだよ、反対方向なんか教えた奴! いいから早く乗んな!」
そして、仕事中だったにも関わらず、その車に私を乗せてくださったんです。
面接会場に着くとその人は、「じゃあな! 頑張れよ!」とにっこり笑って戻っていきました。
ガチガチだった私の緊張を彼がほぐしてくれたおかげで、面接も無事に突破。今でも仕事を続けることができています。
あのとき、ちゃんとお名前や連絡先を聞いておかなかったことが心残りです。
あまりにも時間が経ちすぎてしまいましたが、あのご恩を忘れたことはありません。本当にありがとうございました。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
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