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旅先いい話

「駅で不審な男に絡まれ、車内に逃げた娘と私。ホッとしたのも束の間、今度は閉まった扉をドンドンと叩いてきて...」(大阪府・30代女性)

大山 雄也

大山 雄也

2022.03.24 11:00
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逃げる手段を考えていた時に聞こえてきた声

娘を抱っこしたまま、どうやって逃げたら助かるか――そればかり考えていた時です。

娘と同じくらいのお子さんをベビーカーに乗せた見知らぬ女性が「久しぶり~!元気?」と話しかけてきてくれました。

知り合いのふりをしてくれた(画像はイメージです)
知り合いのふりをしてくれた(画像はイメージです)

私は何とか女性と話を合わせて知り合いのふりを続けて、車両をそっと移動し、次の駅で女性と一緒に下車。あの男性は同じ駅では降りずに、そのまま電車に乗っていったようです。地下鉄の短い1駅でしたが、恐怖でとても長く感じられました。

その後、助けて下さった女性と少しだけ近くの店でお茶をし、それぞれ子供が泣き出すまでの間、育児について話をしました。

当時はまだ若かったので、子連れで外出した時に不審な男性に絡まれる事があり、度々怖い思いをしました。この時も恐怖で手が震えていましたが、助けてくれた女性もまた手がとても震えていたのです。

その日はお礼を述べただけで、その親子とはお別れ。後日、夫の仕事の都合で転居し、もうその地下鉄を使うことはなくなりました。

私たちのために、勇気を出して話かけてくださった女性。あなたのことは何年経っても忘れません。助けてくださったその勇気に、心からの感謝を伝えたいです。

またお会いできたなら、ママ友になってくださいね。

誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!

名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。

Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。

読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、エピソードを体験した時期・場所、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。

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