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この発想はなかった... 「舟皿に入ったたこ焼」を見たクリエイターの思い付きがシュールで楽しい

福田 週人

福田 週人

2022.03.09 18:52
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「川に行って実際にやることに意味がある」

カナイガさんは普段、主に食べ物や言葉遊びをモチーフにした作品を作っている。話題になっているタコ焼きの被り物も自宅で自作したものだ。

「船を流したのは、千葉県佐原市内の川です。『小江戸さわら舟めぐり』の会場があり、そこで舟をレンタルして実施しました」(カナイガさん)

それにしても、タコ焼きの被り物を作り、それを実際に被った人間を船に乗せるという発想のきっかけは何だったのか。記者がカナイガさんに聞いたところ、

「はっきりとは記憶していないのですが、結構前にどこかのタイミングで思いついてメモ帳に書いていました。『川に行って実際にやることに意味がある』と思い、謎の使命感を持って実現させました」

とのことだ。

だんだん美味しそうに見えてくる。船頭さんも紅ショウガのような色味
だんだん美味しそうに見えてくる。船頭さんも紅ショウガのような色味

実行にあたっては、佐原市の観光協会や会場の船頭さんたちに協力を依頼。また、被り物については、交流のある建築家の協力のもと、手作りで制作したそうだ。

ちなみに、舟に乗って「タコ焼き」になりきっているのはカナイガさんの知り合いや友人で、カナイガさん本人は乗っていないという。

「(実際にやってみて)実施前から『実際に川に流してこそ意味がある』とは思っていたのですが、それは本当でした。自分で思いついておいて、自分で感動しました」(カナイガさん)

自身の「思いつき」がツイッター上で反響を集めていることについて、カナイガさんは

「楽しさが伝わってよかったです。このような大変な時代だけど元気をもらえた、というコメントをいただけたのが本当に嬉しく、やってよかったです」

とコメントしている。

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