妊娠8か月の大きなお腹を抱え立っていると、杖をついた老人が『座りなさい』。私がお断りすると...」（岩手県・30代女性）

「あなたのお腹には...」

その人は見たところ80代ぐらいで、杖をついていました。

まさか足腰の弱っている方に席を譲ってもらうわけにはいかないと思い、丁重にお断りしたのですが、その方が

「私は老い先短いが、あなたのお腹には未来が詰まってる。大切にしなさい」

と一言。そして、そのままゆっくりとした動作で立ち去っていかれました。

私はそのおじいさんに頭を下げて、有難く座らせてもらうことにしました。

この出来事は、子供たちにも何度も話して聞かせています。

お腹にいた次女は、今では10歳になりました。お陰様で元気に育っていますと、あの人に伝えたいです。

「忘れられない旅先でのエピソード」、教えて！

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