まるで大きな滝みたい！　橋の上から川の中へ...雪国の「豪快過ぎる除雪風景」にビックリ

2022年1月23日に投稿された次のような写真が、いま話題になっている。

「雪国の除雪が豪快だった」というコメントが添えられているが、いったいこれは......？

橋の上から水面に向かって、雪が滝のように落とされている......？

ツイッターには、こんな声が寄せられている。

「なんか新鮮な光景です」
「確かに豪快かつ理に適った除雪法・・落下地点にお魚さんがいたら吃驚するかもですが......」
「男子はわかる爽快感」
「ダムの放水かと思いました」
「大牧温泉の近くでしょうか？ 　冬のこの辺は本当に素敵ですね！」

大牧温泉とは、富山県南砺市、庄川（しょうがわ）上流にある秘境のことだろうか。それにしても豪快な光景だ。

Jタウンネット記者は、投稿者「bee」（＠bee_tk_）さんに詳しい話を聞いた。

橋の上から川に向かって雪を放雪

投稿者「bee」さんは、Jタウンネット記者の取材にこう答えた。

「ここは、大牧温泉付近ですね。このエリアは遊覧船が運行していて、庄川の自然の中を遊覧船に乗って観光できます。大牧温泉はこの遊覧船でしか行くことができないようです。ちなみに僕は大牧温泉には行ったことはないです。僕はその遊覧船と庄川の景色を撮影しに訪れています」
「除雪車はよく見ることがあるのですが、橋の上から川に向かって雪を放雪しているのは珍しかったので、思わずカメラを向けてしまいました。写真を撮りに雪国に行くことがあるのですが、いつも朝早くから除雪車が稼働していて、ありがたいなあと思います」（「bee」さん）

記者が念の為、庄川遊覧船に電話で確認すると、この橋は利賀大橋。ロータリー除雪車が積雪した雪を橋の上から川に向けて落としているところに間違いない。放雪は遊覧船の運航時間外に行われているので、なんら問題はないそうだ。

ちなみに大牧温泉は、今から800年ほど前、平家の武将が源氏の追撃を逃れ隠れ家を求めていた時、河畔からコンコンと湧き出る温泉を発見し、その湯で傷を癒やしたのが始まりと伝えられている。庄川の河畔に位置して、交通手段は小牧ダムからの遊覧船のみという、秘湯中の秘湯だ。

とくに雪景色の美しさは、写真のとおりだ。