「慣れない松葉杖をつき、雨のなか病院へ。びしょ濡れになった私を見て、ある予備校生が...」(都道府県不明・40代女性)
1日に、3人もの人が助けてくれた――。
Jタウンネット読者のYさん(40代女性・仮名)から、ある日、足の怪我で通院したときのエピソードが編集部に寄せられた。
その日は雨だった。
タクシーに乗って病院に行こうかと思ったYさんだったが、タクシーが捕まらない。
仕方がないので、慣れない松葉杖を使いながら、歩いて向かうことにしたという。
雨に濡れながら病院を目指すYさん。そこに、1人の予備校生が駆け寄ってきた。
「自分はびしょ濡れになりながら......」
あの日は足の怪我をして手術をしてから2回目の通院日で、天気は雨でした。
病院まではタクシーを使って行こうとしたのですが、つかまりません。私は諦めて、慣れない松葉杖を使い、徒歩で移動することにしました。
歩き始めると私はびしょ濡れに......そんな姿を見て、1人の予備校生が駆け寄ってきて傘をさしてくれたんです。
そして、自分はびしょ濡れになりながらも私を病院まで送り届けてくださいました。
病院で診察を終え、外に出るとまだ雨が降っています。またしてもタクシーはつかまりません。
諦めて歩き出すと、今度は中年のおじさんが
「駅まで行くんだろう?」
と言って、傘をさしてくれました。
「両脇を抱えて立ち上がらせてくれた」
傘をさしてくれたおじさんは、駅に着くと颯爽と歩いていって、あっという間に見えなくなってしまいました。
そして駅の中でも、私を助けてくれる人がいました。
怪我をしていると、いつもは直ぐそこにあるホームが、とても遠くに感じられます。その道のりを1歩ずつ歩き進めていたのですが、松葉杖が雨で滑ってしまい漫画のように尻餅をつき転んでしまったのです。
すると、すかさずサラリーマン風の男性が両脇を抱えて立ち上がらせてくださいました。
この日、1日で3人もの方に助けていただいたことで、がんばる元気が沸いてきました。
それから長いリハビリを経て今はなに不自由なく歩くことができています。
あの時助けてくださった皆様、本当にありがとうございました!
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。
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