「CapsLockキーが便利な場面ランキング」に共感しかないッ!
「CapsLockキーが便利な場面ランキング(1位~3位)です」という一言といっしょに投稿された、あるランキングがツイッターで共感の嵐を巻き起こしている。
これは、プレゼンテーションソフト「パワーポイント」を使って様々なイメージ画像を作成・発信しているツイッターユーザーのトヨマネ(@toyomane)さんが、2022年1月11日に投稿した画像。
「ここで使えばよかったのか! CapsLockキーが便利な場面ランキング」と題し、1位~3位まで紹介されているのだが......。
堂々1位を飾ったのは「CapsLockキーを間違えて押してしまった時」。そして2位、3位は「なし」。つまり、CapsLockキーはないほうがいいってこと......!?
一般的に、Windowsの場合は「A」キーの左隣、Shiftキーの上に位置する「CapsLockキー」。たしかに、毎日パソコンで日本語の原稿を執筆している記者もほぼ使ったことはない......。むしろ気づかぬうちに押してしまっており、いつのまにかアルファベットが全て大文字になってしまいイライラすることのほうが多い。
トヨマネさんの投稿に、ツイッターでは
「わかりみがふかい()」
「間違えて触ってIME切り替えとか出てきて極めてイラつくことのほうが遥かに多い」
「同意。僕はキーボード設定をいじって封殺しています」
「自分のPCをセットアップするときはまず真っ先にレジストリエディタでCapsLockを抹消しますね」
など、「不要派」の声が多く寄せられている。自分で設定等を変更し、CapsLockキーに別の機能を割り当てている人も一定数いる様子。
多くの共感を得たスライドを、トヨマネさんはどのような思いで作成したのだろうか。Jタウンネット記者は17日、投稿者のトヨマネさんに詳しい話を聞いた。
無効化(物理)してしまった
トヨマネさんは
「英語を使う方やエンジニアの方は結構使うみたいなので、万人にとってなくてもいいというわけではなさそうです」
と、語りつつ、自身は使う機会が皆無だという。
「キーボードを使う日本人で、このキーを本来の機能で使っている人は果たして何割いるのでしょうか。このキーがなければ、日本人の労働生産性も今よりちょっとだけ良かったかもしれません...」(トヨマネさん)
CapsLockキーに対して手厳しいトヨマネさんは、自宅でのテレワークに使っているキーボードのCapsLockキーとInsertキー(文字入力の「挿入モード」と「上書きモード」の切り替えに使用する)を物理的に取り外してしまったそうだ。
「自分で買った(Bluetooth)キーボードのキーを外しています。
ミスタイプが多いのをなんとかしようと、最初はキーを無効化するフリーソフトを入れようと思ったのですが、会社のPCはセキュリティの関係でインストールができず、ええいままよとばかりに外してしまいました」
ちなみに、現在は「F1」キー(ヘルプページを表示させるキー)も外しているそうだ。
――と、こんな力業で排除されるほどとにかく邪魔だと思われがちなCaps Lockキーだが、普段から頻繁に使用しているという人もいるようだ。
トヨマネさんの投稿には、
「全部大文字で打たないといけない時とか使ってるんだけどなー 少数派なんだろな」
「弊社、扱うものの名称が大文字多いからとログインしたらまずCapsLock押すのが習慣になってる人多い件...」
「職場で型番とか大文字使う環境がほとんどだから常にオン状態なんだが」
などのコメントが散見された。
日本語で文章を打ってばかりの記者には厄介者だが、別の場所では大活躍の模様。「ないほうがいい」なんて思っててごめんね、CapsLock......。