ダンジョンの入り口かな? ゲームの世界とつながってそうなセブンイレブンが発見される
「RPGに登場しそう」
2022年1月、そんな感想を抱かずにはいられないセブンイレブンの入り口が、ツイッター上で注目を集めた。
両側をレンガの壁で挟まれた、大人2人分ほどの幅の入り口。その上に、お馴染みのセブンイレブンの看板があるが、よく見かけるものと比べるとかなりコンパクトな外観だ。
独特な雰囲気を放つ入り口のデザインに、ツイッター上ではこんな声が寄せられている。
「ダンジョンの入り口かな?」
「いいな~レンガのテクスチャ感もあって絶妙なゲーム感を感じる」
「入店時に『ザッザッザッ』って音がしそう」
何かのゲームに登場するお店などを連想したツイッターユーザーも多いようだ。
これは、高知県高知市の「セブン-イレブン 高知城前店」。
いったいなぜ、入口がこんな形になったのだろう? Jタウンネット記者は、同店が入居している建物のオーナー・五藤博子さんに話を聞いた。
「十字路まで行くのは面倒」という声があり...
五藤さんは同ビルの3階に住んでおり、また、セブンイレブンが入居する以前に同じ場所で営業していた「富士書房」という書店の取締役でもあるという。
反響を呼んでいる入り口について、五藤さんは、
「この入り口は、もともと富士書房への出入り口と、3階の自宅への入り口を兼ねていたんです。当時は扉もついていました」
と説明。あまりコンビニの入り口っぽく見えない外観は、書店時代の名残だったようだ。
その後、富士書房が閉店してセブンイレブンが入ってきた際に、
「近所に高知新聞社の入るビルがあるのですが、そこの社員の方たちから『新聞社からだと十字路に面した入り口まで行くのがちょっと面倒』という声がありました」
と五藤さん。同店にはもう一つ大きな入口があるのだが、その場所は不便だということだったらしい。そこで、新聞社から近い、富士書房とビル3階の自宅への玄関だったこの入口の扉を撤去し、こちらもセブンイレブンへの出入り口にしたとのこと。
五藤さんはツイッターでの反響について、
「そんなに不思議がられるとは思っていなかったので、びっくりしています」
とコメントしている。